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You are invited to a social event
by
Save the Legacy Sakura of Oppenheimer Park Coalition!
DATE: 4:00pm-6:00pm on Saturday, June 28th, 2008 PLACE: Vancouver Buddhist Church 220 Jackson, Vancouver [Eastside of the Oppenheimer Park] FREE: Refreshment will be served
Guest presenters
Sakura Singers
Deborah Baker (Squamish Nation Chiefs and Council and daughter of Dick Baker)
Linda Ohama (Film producer)
遺産桜を守ろう情報提供•親睦会へのお誘い
日時:6月28日(土)4時〜6時
場所:バンクーバー仏教会 [220 [...]
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SPECIAL 2008
2008年5月15日 第20号 掲載
日系人の歴史と誇りを象徴する『遺産桜』を守ろう!
「遺産桜を守る連合会」第二回会合で活発な意見交換
「遺産桜を守る連合会」の第2回ミーティングに集まった人びと
カトラーさんの示した試案に懸念を述べるバンクーバー仏教会のデイブ・ホリエさん
注)このデザイン画は、今回のミーティングのための試案であり、公園管理局の公式な代案ではない。
新フィールドハウスの模型を手に説明をするジェフ・カトラーさん
伐採の危機に瀕している「遺産桜」の一部
日系カナダ人の移住百年を記念して、1977年、一世のパイオニアたちの手によってオッペンハイマー公園(通称パウエル・グラウンド)に植えられた桜が、 伐採の危機に瀕している。日系人ばかりでなく、カナダの歴史に重要な意味を持つ「遺産桜」を守ろうと、去る4月26日に隣組で緊急コミュニティ・フォーラ ムが催され、「遺産桜を守る連合会」(以下「連合会」)が発足した。5月10日、この「連合会」による第二回目の会合が、パウエル・グラウンドに隣接した バンクーバー仏教会で催され、市の公園管理局の関係者らを含む約50人が参加。市当局からの現状説明を受けた後、これからの運動の進め方について活発な議 論が交わされた。
公園管理局も設計変更へ柔軟な姿勢
パウエル祭の会場などとして、日系人ばかりでなく、グレーター・バンクーバーに住む多くの人びとになじみの深いパウエル・グラウンドは、20世紀初頭か ら「日本町」として知られていたパウエル街の一角にある。この公園は朝日野球チームの活躍など、さまざまな日系史の重要な舞台となってきた。1944年の 日系人強制移動以来、「日本町」としてのおもかげは薄くなっているが、今も公園の周辺にはバンクーバー仏教会やバンクーバー日本語学校が活発な活動を続け ているほか、日系人の歴史と深いつながりのある建物もたくさん残されている。
今回問題となっている「遺産桜」は、1977年、日系移民100年を記念して、一世のパイオニアたちによって公園に植樹されたもの。以来、毎年美しい花 を咲かせ続けてきた。しかし、バンクーバー市は東部地域の活性化計画の一つとして、パウエル・グラウンドの整備計画を進めており、現在公園の北側にある フィールドハウスと呼ばれる建物を廃棄して、ジャクソン街(東側)に新たな建物を建築することになった。当初の計画では、この移転により、1977年に植 えられた「遺産桜」の多くが伐採されることになっていた。
事態を重く見た有志によって結成された「連合会」は、4月26日の初会合以来、迅速に活動を開始し、5月10日には二回目の会合をパウエル・グラウンド に隣接したバンクーバー仏教会で開催した。今回の会合には、バンクーバー市の公園管理局から施設開発課長であるダニカ・ジャコビックさんや、公園の整備設 計を請け負っているデザイナーのジェフ・カトラーさんも参加。市当局は日系コミュニティからの要請に対し、設計変更を含めて柔軟に対応していく姿勢を明ら かにした。
公園のデザイン変更を検討
パウエル・グラウンド整備計画のデザインを担当したカトラーさんは、「この公園はバンクーバー市の中で最も活発に利用されている公園の一つ。今回の整備 計画については、すでに何度も公聴会を開き、コミュニティの人びとの意見を聞いてきた。最初にデザインをした段階では、この桜の歴史的な意味や重要性を知 らなかった」と、まず整備計画の経過を説明した。当初の計画の段階では、「遺産桜」の重要性について、日系コミュニティからのアピールはほとんどなく、わ ずかに公園管理局による山城猛夫さんへのインタビューによって「遺産桜」の存在が明らかにされたが、すでにデザインは議会の承認を経てしまった。しかし、 市当局は「連合会」などからのアピールを重く見て、計画の見直しを始めており、今回会合でも、カトラーさんから「あくまでも試案の段階」としながらも、3 つの新しいデザイン案が提示された。
問題の中心となるのは、フィールドハウスと呼ばれる建物。この建物をどこに移転させるかによって、「遺産桜」の運命も決まると言って良い。カトラーさん が示した試案のうち、A案ではフィールドハウスが、ほぼ公園の中央に建てられることになり、「遺産桜」を伐採したり移植せずにすむ。しかし、このデザイン では、公園の中に中途半端な大きさのスペースがいくつも生まれることになり、公園の機能という面で問題がある。また、ジャクソン街に寄った位置にフィール ドハウスを建てるB案およびC案では、何本かの「遺産桜」が犠牲になる、または移植によって枯れる可能性が出てくることになる。
公園管理局のジャコビックさんは「これらのデザイン案はあくまでも試案。まだ公的に発表の段階ではありません。また、この公園は日系コミュニティばかりでなく、他の利用者にとっても使いやすいものでなければならないことを考えてください」と付け加えた。
本紙5月1日号でも既報の通り、このフィールドハウスの位置については、バンクーバー仏教会などから、強い懸念が示されている。新しい建物のトイレがバ ンクーバー仏教会に近くなることによって、治安や見た目などが問題になる可能性が指摘されているのだ。これに対しカトラーさんからは、「新しいフィールド ハウスは、大きなガラス壁を多用した明るいもので、どこが正面というようなデザインではなく、『裏側』というイメージはない」と説明されたが、仏教会の関 係者からは「納得できない」との声が上がっていた。
「遺産桜」の意義と歴史的重要性をアピールしよう!
今回のミーティングでは、市当局も日系コミュニティからのアピールに対応しようとする姿勢を見せた。しかし、本当に「遺産桜」を守るためには、より広範 囲の支援が必要であり、早急に善後策を実行して行く必要がある。今回の問題の根幹には、日系コミュニティの中でも、この「遺産桜」の重要性への認識が低 かったことが上げられるだろう。この「遺産桜」を守ることは、「日本町」としてのパウエル街の歴史、日系パイオニアが果たしてきた功績、そして日系コミュ ニティの未来に深い関わりを持っている。
また、「連合会」がアボールテック・コンサルタント社に依頼して、「遺産桜」の状態を調査してもらったところ、7本の「遺産桜」(あけぼの桜5本、寒山 桜1本)は樹木として健康であることが明らかとなった。報告書の中では、「これらの木々は公園の景観に大きな付加価値を与えるものだ」と強調されている。 このことは、歴史遺産としての側面だけではなく、環境面でも「遺産桜」の担っている役割の大きさを物語るものだ。
今回の会合に参加した50人ほどの人びとの中からは、この「遺産桜」をきっかけにして、日系人の歴史や文化遺産、そしてバンクーバー市の歴史への関心を喚起し、桜の美しさへの再認識を含めた環境問題としてのアピールもしていくべきだという声が次々とあげられた。
なお、「連合会」では、「遺産桜」に関する詳しい情報や「連合会」の活動などについてのブログ( http://legacysakura.wordpress.com)を立ち上げた。「遺産桜」を支援する署名なども、このブログを通して行うことができる。次回のミーティングの日程などについてはこのブログを参照のこと。また、隣組(電話604-687-2172)へ問い合わせ可能。
(取材 宮田麻未 写真 神尾明朗)
http://www.v-shinpo.com/stay/08special.html
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SPECIAL 2008
2008年5月1日 第18号 掲載
日系人パイオニアの歴史と誇りを語る「桜」を護れ!
〜オッペンハイマー公園の百年祭記念桜を護る会発足〜
伐採の危機に瀕しているオッペンハイマー公園(パウエル・グラウンド)の桜
1977年の記念植樹の写真
日系人の歴史を語るパウエル街の建物
用意された椅子を埋め尽くす参加者
伐採計画の経緯を説明する山城氏
「緊急に善後策を」と訴えるニシキハマさん
仏教会周辺の治安悪化を懸念するミズタ氏
日系カナダ人の移住100年を記念し、一世のパイオニアの手によって植えられた桜の木が伐採の危機に瀕している。この桜は日系人の歴史とゆかりの深いパウ エル街のオッペンハイマー公園で、1977年以来毎年美しい花を咲かせてきたが、公園の再開発計画により、伐採除去される可能性が高まってきたのだ。この ことを憂慮した有志により、去る4月26日、隣組において緊急コミュニティ・フォーラムが開かれ、「遺産桜を守る連合会」(Save the Sakura Legacy)が参加者全員一致で結成された。
歴史的遺産としての「桜」
毎年、パウエル祭の開催地として広くバンクーバー市民に知られているオッペンハイマー公園(通称パウエル・グラウンド)は、日系人の歴史を語るときに欠 かすことのできない場所だ。19世紀末から、この公園の周辺には多くの日系人たちが住み、製材工場で働く日系人の下宿から銭湯、名物の食堂まで、さまざま な店や住宅が並んでいた。しかし、1941年、カナダ政府の命令により、日系人は内陸部に強制移動を命じられ、「日本人街」としてのパウエル街はその歴史 を閉じた。しかし、第二次大戦後、パウエル街に戻ってきた日系人も多く、日本食のレストランや食料品店、仏教会、日本語学校、隣組など、日系コミュニティ に関連した施設のいくつかも復活した。
1970年代には、日系カナダ人の移住百周年が近づいたのをきっかけに、パウエル街の活性化が始まり、一世や二世だけではなく、多くの三世たちが「日 系」としてのアイデンティティを模索して活動を始めた。そして、移住百年目にあたる1977年、日系パイオニアたちの手によって、このパウエル・グラウン ドに21本の桜が植えられた。この植樹は、日系社会の出発点としてのパウエル街の歴史を記念するばかりでなく、将来の日系およびカナダ社会全体の繁栄を祈 願する深い思いが込められていた。
ところが残念なことに、1980年以降、パウエル街周辺は、バンクーバーの発展から取り残されたような形となり、治安も悪化していった。日本食のレスト ランや食料品店なども次々と閉店し、隣組などの組織もほかのエリアへ移転していった。しかし、パウエル街の伝統が消えてしまったわけではない。バンクー バー仏教会も、バンクーバー日本語学校も、まだこの地域にあり、日系人の歴史を物語る建物もたくさん残されている。パウエル祭が毎年パウエル・グラウンド で催されるのも、日系人の歴史と伝統の灯を消さないための大切な行事だからだ。
パウエル街は日系人の歴史遺産であり、カナダの歴史全体にとっても重要な役割を果たしている。そしてそのことを美しく象徴しているのが、パウエル・グラウンドの日本桜だ。
緊急に善後策の検討が必要
バンクーバー市は市の東部地域活性化計画の一つとして、オッペンハイマー公園の整備を検討してきた。この整備計画によると、現在パウエル街に沿って建てら れているフィールドハウスと呼ばれる建造物を廃棄し、ジャクソン街側に新たに建設することになっている。これにより、現在公園東部の中央マウンド周辺の桜 が7本伐採される予定だ。伐採予定の木のうち5本以上が、1977年に一世によって植えられた記念樹とみられている。この公園整備計画は、3月10日、バ ンクーバー市議会の承認を得た。工事の着工は未定だが、このままでは、記念桜は計画の犠牲となってしまう。
事態を重く見た隣組は、4月26日、緊急のコミュニティ・フォーラムを開催し、日系コミュニティをはじめ、広く一般市民に状況を知ってもらい、対策を検 討することとした。このフォーラムには、30人以上の人々が参加。3時間以上もの長時間にわたり、熱心な情報交換や討議が行われた。
基調報告に立った山城猛夫氏は、パウエル・グラウンドの日本桜の歴史的な重要性を述べ、それらの桜を現在の場所に残すことの意義を強調した。また、隣組 理事であるディレック・イワナカ氏は、三世の立場から「桜は、過去の顕彰のためばかりでなく、未来の日系人のために植えられたもの」であると述べ、寿命が 来る前の桜を切り倒すことは、日系人の祖先への侮辱であるばかりでなく、未来をもおろそかにするものだと訴えた。イワナカ氏の祖父、モトイ・イワナカ氏 は、植樹に参加した一世の一人だけに、桜への思いも深いものがあるようだ。
また、桜伐採の原因となるフィールドハウス建設について憂慮を表明したのは、バンクーバー仏教会の信者の一人であるハリー・ミズタ氏。計画によると、 フィールドハウスは仏教会のあるジャクソン街に背を向ける形で建てられ、裏側にはトイレが設置される。現在のフィールドハウスのトイレは、しばしば麻薬の 取引などに使われていることが知られており、移転によって仏教会周辺の治安が悪化することが懸念されるというのだ。
パウエル街で幼年時代を過ごしたグレース・ニシキハマさんは、桜に象徴されるパウエル街と日系人歴史のゆかりの深さを市公園管理局へ強く訴える必要があると述べ、すでに計画が議会の承認を得ているので、善後策を緊急に立てるべきだと強調した。
コミッティの結成を全員一致で承認
6人のスピーカーによる説明や訴えかけの後、ディスカッションに移り、参加者の中からは事態の緊急性に驚く声が次々と上げられた。フォーラムの終盤近くに なって、ニシキハマさんなどから、桜を護るための運動の核となるコミッティの結成が提案され、参加者全員一致で承認。その名称を「遺産桜を守る連合会 “Save the Sakura Legacy”」とすることが決定した。隣組や仏教会なども、代表をコミッティに参加させることが約束されたほか、個人での参加者も名乗りを上げた。この コミッティは、今後、どのようにして市当局と交渉していくかを検討し、再び公聴会を開く予定だ。
今回の問題の原因の一つとして、市当局がパウエル・グラウンドの桜の「歴史的意義」に無知であったことがあげられよう。計画がほぼ決定した段階で、当局 は山城氏などから事情の聞き取りをした経緯はあるのだが、「一応の形式を踏んだだけ」というきらいはまぬがれない。また、日系人の中にも、この桜の由来を 知らない人も多いようだ。参加者の中から、今後は、日系コミュニティばかりでなく、バンクーバーの歴史遺産を保護する「ヘリテージ・コミッション」、バン クーバー市内各地の桜の名所を紹介する「桜フェスティバルの実行委員会」、環境問題について活動している団体、バンクーバー市のイーストサイドで住民運動 を続けている団体などにも広く状況を訴えていくべきだとの意見が次々と出され、今後の活動の方向が示された。
記念桜の保全活動に関する問い合わせは隣組(電話604−687−2172)へ。
パウエル公園の一世記念樹遺産桜を守る連合会次回ミーティング
日時:5月10日(土)2時
場所:バンクーバー仏教会
220 Jackson Avenue, Vancouver
お問い合わせ:隣組604-687-2172又は604-255-0159
(取材 宮田麻未、写真 神尾明朗)
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